【インターンを受け入れます】
島根県立大学からインターンの受け入れをすることになりました。てごねっと石見が企画したインターンシップ事業に協力する形で、花の村の魅力を探して発信する仕事を約半年行ってもらいます。実際に花の村に来てもらうのは、7、8月に数回となる予定です。そのインターン生の世話役は、さくらこども園のTさんが担当してくれます。花の村の仕事が大学生からどう見えるのか、どんなことに大学生が興味をもつのか、そんなことを学ばせてもらう貴重な機会になるはずです。
介護職員初任者研修の実習で邇摩高校の生徒さんを2名受け入れることになっています。時期は6、7、11月で、主に小規模多機能型居宅介護合歓の丘で受け入れることになります。数年前から合歓の丘のNさんが邇摩高校との交流を進めてくれたことがきっかけで、実習の受け入れを依頼されるような関係になってきました。
今年度も高校生の施設見学を受け入れや、高校生に対して仕事について話をすることを依頼されています。今決まっているのは、6月に浜田商業で仕事のアピールをすること、7月に浜田高校から施設見学を受け入れることです。毎年いろんな高校から依頼される状態になっているんですが、花の村の施設見学が生徒にとっていい学びになっているのではないかと想像しています。
このように周辺の学校からいろんな依頼が毎年のように来る流れは、数年前まではなかったことです。依頼を断らずに受け続けたことももちろんあるでしょうが、その対応にあたってくれているみなさんの思いが生徒にちゃんと届いていることが大きいんだろうと考えています。思いが生徒に届き、それが学校にも伝わり、何かあれば相談される関係になれていることはとてもうれしいことです。若い世代と福祉の仕事をつなげるためにはこれ以外の取り組みも絶対に必要なんですが、今あるつながりはいい形で維持し続けていくつもりです。
【何度も何度も言い聞かせる】
プロデューサーの川原卓巳さん(「こんまり」さんの夫)が、「”違い”は”間違い”ではない」と話されていました。自分の意見とは違う意見を聞いたとき、相手の意見を否定しないよう常に心がけていて、自分はこう考える、自分の意見はこうだとだけ伝えるようにしているそうです。川原さんが大事にしている考えが「違いは違いであって、間違いではない」だそうです。人は誰でも自分とは違うから間違っていると言いたくなるし、川原さん自身もそうだったようですが、「違いは違いであって、間違いではない」と自分自身に何度も何度も言い聞かせ続けることによって、自分とは違う意見に対して間違っているとは思わなくなったと話しておられました。
「違いは違いであって、間違いではない」という思考も素晴らしいのですが、それ以上に素晴らしいと思ったのが、自分の思考のクセを変えるために何度も何度も言い聞かせ続けたという行動です。言い続けても変わらないかもしれません。でも、言い続けることや変わるための何かを始めなければ、決して変われないのも事実です。「違いは違いであって、間違いではない」の考えを自分のものにしたいと思った人は、自分自身に何度も言い続けることに挑戦してみませんか。
【フリースクールのその後】
フリースクール「こうとうキャンパス」を始めますと宣言したことで、問い合わせが増えてきています。今までも不登校の子の受け入れは行ってきたんですが、正式に表明はしていませんでした。やはり、ちゃんと宣言する、表明することは大事なんですね。今後このフリースクールがどのように必要とされるのかは分かりませんが、フリースクールが充実することをゴールとは考えていません。まずフリースクールのような場所を必要とする子が安心して利用できる環境を整えます。その結果、地域の人々が多様な学びの場の大切さを理解し、子どもたちが自分に合った学び方を選びやすい地域になることを目指します。今はその大切な第一歩を踏み出した段階です。これからの動きにも注目しておいてください。
理事長 相山慈