【偏った情報収集にならないように】
私は2011年に地デジが終了したあたりから本格的にテレビを観なくなり、情報収集はネットで行うようになりました。それで事は足りているとずっと思っていたんですが、どうしてもネットでは自分の興味のある情報だけを見てしまっていて、得られる情報にかなり偏りがある状態になってきていると感じるようになりました。どんなに正しくどんなに素晴らしい考え方であっても、それだけに偏ってしまうのは絶対によくないので、なんとか情報のバランスがとれるようにするため長年離れていたテレビを観ていろんな情報に触れることにしました。
といっても観たい番組をリアルタイムで観るのは難しいので、例えばNHKなら放送後7日間はいつでも観ることができるNHKプラスを、民放であればTVerというアプリを利用しています。観るようにしたのはニュース番組やドキュメント番組です。ネットでは触れることのなかった情報が多くあり、しかも事実確認がしっかりできている情報なので、有意義な情報収集ができています。
今のやり方を振り返ってみる、課題が見つかればすぐにやり方を変えてみるのは、仕事だけでなく私生活でも有効です。リズムを変えることになるので最初は少ししんどいかもしれませんが、変えた方がいいと思ったらすぐに動くことをオススメします。今回はテレビの情報の濃密さを実感することができたいい機会になりました。
【デジタル化の途中経過報告】
デジタル化、デジタル化と言い続けています。まだまだやらなければならないことは多くあるんですが、少しずつは前に進めることはできています。その流れは今後も続いていくわけですが、現在は事務長が少し大きなシステム導入の準備を進めてくれています。全員に関係するところでは出退勤管理や情報共有のシステムの導入、それ以外では事務業務を変えていくシステムの導入も予定しています。
業務をシンプルにしてミスを少しでも減らす、業務が省略できた分を直接業務の充実にあてていく、若い人に選んでもらえるようデジタル化が進んだ職場にする、といったことがデジタル化の目的です。業務の進め方が変わっていくことになるので、慣れるまでは苦労することも出てくるでしょう。ですが目的をよく理解してもらい、前向きに受け止めるようにしてください。準備に時間がかかるので導入はまだ先になると思いますが、デジタル化はどんどん進めていきます。よろしくお願いします。
【他事業所の事例からも】
ひやりハットを書き、それを事業所内で閲覧して同じことが起こらないよう対策を立てることは、どの事業所においても定着してきています。それに加え、他の事業所のひやりとした案件からも学んでいくことも積極的に進めるようにしてください。ミスや事故をゼロにはできません。ですがその確率を下げることはできます。そのためにはいろんな事例を知り、それを自分のこととして受け止めて原因や対策を考えることが必要です。
そのための事例は多い方が絶対にいいです。他事業所で起きたことを自分のこととして考える習慣が定着すれば、学びや改善は加速度的に進んでいきます。すでに取り組んでいる事業所はそのまま進めてください。他事業所のひやりハットの情報までは積極的にチェックしていなかった事業所は、どの事業所のどんな情報があった方がいいかというところから検討してください。現場で起きていることは、うまくいったこともうまくいかなかったことも全部私たちの財産です。有効に活用する方法を考えてください。
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日本気象協会では、30℃以上の日を真夏日、35℃以上の日を猛暑日、40℃以上の日を酷暑日と定義しているそうです。今のところ江津で酷暑日はありませんが、猛暑日の暑さでも体はかなり堪えます。そして昼だけでなく夜の気温も高い日が多いので、1日を通してエアコンを上手に使いながら暑さにやられないよう気をつけてください。もうしばらくはこの暑さとつき合う必要がありそうですね。
理事長 相山慈