【ことわられても】
先日島根県老人福祉施設協議会研修大会が開催され、そこでヘルパーのYさんとMさんが事例発表を行いました。サービスを拒否される難しいケースに対して、担当ヘルパーだけでなく事業所全体で取り組んだことを発表したそうです。その発表内容のタイトルが『ドキドキの訪問タイム 〜ことわられても、ことわられても〜』です。秀逸ですよね。タイトルを読んだだけで、どんな内容かがなんとなく想像できます。しかも断られ続けた後がどうなったのかも気になります。内容が大事なのは間違いないですが、多くの人に聞いてもらうために発表するので、関心を持ってもらうためにはタイトルも大事だと再確認できました。
研修会で事例発表をするときは、自分たちの活動を誰が聞いてもわかるように説明する必要があります。そのためには自分たちがやっていることを整理するだけでなく、何のために、何を大切にしてやっているのかといったことも改めて考えることになるでしょう。そのことがかなり丁寧な振り返りになるはずです。そして発表をすることで、自分たちの活動に対する外部の声を聞くこともできます。発表をするとなると準備は大変でしょうが、得られる学びは間違いなく大きいです。事業所ごとにチャンスはあると思うので、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。
【人口の減り方】
江津市のある会議で衝撃的な数字を見せられました。下にあるのがその数字をグラフにしたものです。江津市の今後の人口予想のグラフで、人口を維持するために必要な合計特殊出生率2.07を達成できたとしても、それ以外の人口対策、例えば若者や女性の流出を抑えるための対策などを何もしなければ、2050年には13,000人程度になるというグラフです。子どもがたくさん生まれても人口が減るのが江津市だということです。何か対策を立てても減るのは変わらないですが、せめてその減り方は緩やかにしたいですよね。では何をすればいいんでしょうか?今分かっているのは、今まで通りだとおそらく状況は変わらないということです。
花の村としては、地域にとって必要だと思われることがあれば実施していきます。そのことが江津市の人口に大きく影響するわけではありませんが、今までやらなかったこともやっていかないと、人口減少の進み方を緩やかにすることはできません。地域の課題を把握するところから始め、何ができるかをみんなで考えましょう。小さくてもいいので動いていきましょう。
【変えていきます】
日本の衆議院議員選挙、アメリカの大統領選挙が終わりました。事前に結果を予想していたんですが、衆議院議員選挙の方はまあまあ当たり、大統領選挙は外れでした。その結果の内容はおいといて、今の選挙の実施方法はそろそろ限界が来ているとつくづく感じました。投票所を開設して行っている現在のやり方は、それがスタートした当時はベターな方法だったはずですが、今ゼロから選挙制度を作るとしたら、現在のやり方になるとは思えません。人口減少が進んでいる中において、あまりにも人手がかかりすぎ、それに伴いコストがかかりすぎです。ですが、ずっと続けてきたものはなかなか変えられないんでしょうね。
変えることは難しいのは事実ですが、花の村はちょっとずつでも変えていきます。その一つがデジタル化。8月に途中経過報告をしているので、そこから3か月後の今回も途中経過報告を。出退勤管理システムを使用する契約は既に終え、今は花の村の様々な勤務時間に合ったシステムに可能な限り作り直してもらっているところです。情報共有のためにLINEWORKSを使い始める事業所が増えてきています。少しずつの変化でも、2年3年経ったときには大きな変化になり、業務の改善が進んでいるはずです。
11月が半分終わり、12月がやってきます。2024年の終わりが近づいています。早いですね。慌ただしくなりますが、健康管理と安全運転にはお互いに気をつけましょう。