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2024年12月

法人内

【一つひとつの積み重ね】

先月末、雲南市のA福祉会へ行ってきました。保育園、デイサービス、グループホーム、就労支援などの事業を見せてもらうためです。理事長から今取り組んでおられることや今後の課題についての説明を受けたんですが、その中でも法人がどのように事業を作ってきたかの話はとても興味深いものでした。

保育園からスタートした社会福祉法人で、保護者が親の介護で苦労されているのを聞いてデイサービスセンターやグループホームを始めた。卒園して小学校へいった子どものために保護者と一緒に学童施設も作った。地域で個々の特性を活かした働き方ができる場所を作るために、雲南市で盛んな農業を軸とした就労支援事業も始めた。空き家を積極的に活用してその他の事業も展開している。このように関わりのある人の課題、地域の課題に注目して、地域の特性を活かした事業を作っていかれ、法人設立から35年で地域に欠かせない存在になっているように感じました。

地域との関係づくりを丁寧に続け、課題が見つかるたびにその解決に一つずつ取り組んできて、その結果としての今を見せてもらいました。花の村も同じように地域課題に対応するために25年かけて形を変えて、今の形になっています。いきなり今の形になったわけではなく、一つひとつの積み重ねを続けてきたことによるものです。関わる人の声を聞き、課題にしっかりと目を向け、できることを一つひとつ積み上げていく。事業を継続させていくためにはそれしかないと、再確認させてもらいました。

【小さな支援にも意味はあります】

花の村でフリースクール「こうとうキャンパス」をスタートさせたのが今年の3月のこと。勝手にやっていてどこからも認められていない活動なんですが、話を聞かせてほしいという連絡がときどきあります。利用している子どもはまだ数人というフリースクールの小さな取り組みですが、みなさんが居場所を用意して受け入れを続けてくれていることはすごく意味のあることだと考えています。どの地域でもフリースクールの取り組みは広がってきています。花の村が行っている小さな取り組みも、今はまだ数人の支援しかできていませんが、いつか大きな流れにつながっていくことを期待しています。

ローレン・アイズリーの「星を投げる人」というエッセイがあります。時々この話を思い出し、背中を押してもらっています。一つひとつのことを大切にしていきましょう。

海岸を散歩していると
少年がヒトデを海に投げていた。
何をしているのかと尋ねると、
少年は「海に戻してやらないとヒトデが死んでしまう」と答えた。
私はそんなことをしても
海岸中がヒトデだらけなんだから
すべてのヒトデを助けられないし
意味がないだろうと言うと
少年は少し考え
またヒトデを海に投げた。
そして私にこう言ったのだ。
「でも今投げたヒトデにとっては意味があるでしょ」と。

【安全運転を心がけましょう】

安全運転についての研修が行われました。通勤でも業務でも車が欠かせない地域・職場なので、この研修はとても有益でした。事故を防ぐためには気を緩めず注意を払って運転することが基本です。でもそれを忘れてしまうのが私たちなので、定期的に学び直す機会を作ることが大切です。研修委員のみなさんが今後もいろんな分野の学びの場を作ってくれるので、引き続き積極的に参加してもらい、みんなで学んでいきましょう。

あと半月で2024年が終わります。どんなに準備をしていても気ぜわしくなってしまうのが年末です。事故のないように、体調も崩さないように、気をつけて過ごしてください。

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