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2025年1月

法人内

【大きな節目の年です】

新しい年がスタートしました。2025年は昭和100年、戦後80年と社会の大きな節目の年です。花の村は変化することを大切にしますと同じことばかり言っていますが、変わっていかなければ社会の変化についていくことができません。社会の変化や地域課題の変化を予測し、地域を活性化することを目的とした事業所として私たちも変わっていきましょう。

【トヨタの考え方から学ぶ】

トヨタ自動車が静岡県裾野市にウーブン・シティを作っていて、今年の秋から住民が暮らし始めるとの発表がありました。ウーブン・シティとは、自動運転を実証したり、様々な新しい技術を実証したりする実証都市のことです。この発表の中で豊田章男会長が語られた内容で、やはりトヨタはすごい!と思った部分があったので紹介します。

『皆さんは「ウーブン・シティはトヨタに収益をもたらすのか」と考えているかもしれません。おそらく、そうはならないかもしれません!しかし、それで構いません。
グローバル企業市民として、私たちの未来に投資し、トヨタが培ってきた知見や技術を他の人たちと共有し、地球と人々に幸せをもたらす新しいアイデアを支援する責任があると考えています。新しいアイデアで人々を幸せにする、それがウーブン・シティをつくった理由です。』
CES 2025 プレスカンファレンス 豊田章男プレゼンテーション

トヨタほどの大企業だから収益にこだわらずに未来に投資できるんだという考えもあるでしょう。でも、もしそうだとしても、この考え方から学ぶべきことはあります。特に花の村のような福祉の仕事は、事業所の利益のためだけでなく、地域や社会に対して私たちの資源を使って貢献できることはないかと考え続けることが絶対に必要です。トヨタの発表を見ていて、改めて私たちがとるべき姿勢について考えさせられました。

【グレーゾーンの基準】

昨年末に小規模多機能型居宅介護合歓の丘の職員さんが「本質的支援で虐待を防ぐ」という研修を受講していました。その報告を読んでいて気づいたことがあります。虐待のグレーゾーンの話があったようで、「自分たちの現場にもグレーゾーンがあると感じた」と複数の人が書いていました。

これはグレーゾーンがあるからダメだという話ではありません。どこからを虐待と考えるか、自身の基準をどこに置くかの話です。虐待に対する基準を厳しく設定するとグレーゾーンは増え、反対に基準を甘くするとグレーゾーンは減ります。グレーゾーンの基準をどこに設定するかによって、虐待に対する気づきや対策の立て方が大きく変わります。

虐待や不適切保育の問題は、テクニックの問題ではなく人権の問題です。守られるべき人権が当たり前のこととして守られているか、グレーな部分に気づく感度が保たれているか、どの事業所においても今一度確認をしてみてください。

 

インフルエンザの流行が続いているようです。感染症対策の基本である手洗いやうがいをし、体を冷やさない、食事や睡眠をしっかりとるといったことも心がけて、体調を崩さないように気をつけてください。そうやって気をつけていてもかかってしまうのが感染症です。かかったときはしっかりと体を休めてください。

理事長 相山慈

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